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無駄に荘厳

130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/08(火) 01:11:40.19 ID:MS8CC/Z/0
>>105,>>114.>>121の続き。無駄に時間かかってごめん。

 不意に、荘厳さんの体から力が抜けた。不吉なオーラは霧散し、いつも通りの優雅な雰囲気が戻ってくる。
二人組「ヒィィ……!」
 荘厳さんに御仕置きを受けていた二人組は、情けない悲鳴を残して我先にと逃げ去ってゆく。
荘厳「男様……もう、大丈夫ですわ」
 こちらに顔を向け、たおやかに微笑む。その笑顔は、いつもの荘厳さんだった。
男「よかった……」
 もう大丈夫。いつもの荘厳さんだ。
 安堵とともに、腕の力が緩む。荘厳さんはこちらに向き直ろうとして――バランスを崩し、俺にもたれかかった。
荘厳「あ、あら……男様、すいません。足がもつれてしまって…… (///」
 赤面し、俺の腕の中でちいさくなる荘厳さん。どうやら、先ほどの件で体に相当の負担がかかっていたらしい。
男「じゃあ、迷惑でなければ、家まで送っていくよ」
荘厳「あ……なら、お願いしますわ」
男「ん。じゃあ、ちょっと失礼」
 先に一言断ってから、腕にもたれかかったままの荘厳さんのひざ裏に手を差し伸べ、そのまま荘厳さんの体を救い上げる。世に言うお姫様抱っこってスタイルだ。
荘厳「あ…男様……これは……あの……」
男「おんぶだと、仔猫を抱えられないだろう?」
荘厳「あ……、そうですわね」
 さっきよりも赤面し、縮こまる荘厳さん。荘厳さんも恥ずかしいだろうが、正直俺も恥ずかしい。
男「じゃ、じゃあ帰ろうか」
 ……くそっ、緊張のあまり声が裏返ってしまった。荘厳さんはくすりと小さく―上品に笑うと、
荘厳「では男様、お願いしますわね」
 力を抜いて、俺に体を預けてきた。

 次の日聞いた話だが、結局仔猫は荘厳さんに家で飼うことになったそうだ。


駄文に長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。
荘厳→黒荘厳がやりたかっただけです。

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